術後221日 筑波山に弾丸ハイキング
休校から3週間、子どもを叱咤激励して受験勉強を継続してきたが、子どもが明らかに集中力が落ちてきた。
いくら机に向かってもページが進まない。。
さすがにリフレッシュが必要だと判断。3週間、よく頑張ったよ。
子どもと二人で行ける距離で、自然を味わえる場所をググった結果、筑波山に行ってみることに。
膝の具合からして登山は無理なので、ケーブルカーで行って登頂気分を味わうという美味しいとこ取りプランを考えた。
自然研究路とか、いかにも散歩っぽい響き。良い景色をちょろっと見て森林浴できればいいだろう。
しかし、坂や階段で既に脚がガクガク。お気楽プランなのに結構つらい。
まだ山についてないよ。
孫とおでかけとかするようになったら、こういう感じなのかな。
でも楽しみなので、健康な右脚を駆使しながら頑張って登る。
段差が大きいところは片脚ずつが精いっぱいで、両脚でトントンとはいかない。
松葉杖方式だよこれじゃ。
えっちらおっちら、ケーブルカーの駅に到着!
登山客を眺めながらケーブルカーに揺られること8分。
家を7時に出て、ここに着いたのが10時くらい。天気が良くて気持ちがいい。
早速、標識通りに進み自然研究路を歩いてみる。
まだあまり歩いていないけど、おにぎりが食べたいというので東屋で休憩。
途中、13才の間宮林蔵が立身出世を祈願したといわれる立身岩があり、登ってみる。
この立身岩の上が、絶景ポイントだった。
ここに腰掛けると、足元はブラーンと何もない。左は霞ケ浦から、右は富士山まで絶景が広がる。
関東平野がまっ平で、地平線になっている。子どもは岩の上で足をバタバタさせながら「地球は丸い!!」と大喜び。
このポイントが気に入りすぎて、何もないのに1時間くらい居た。
絶景は写真ならいくらでも見られるのに、肉眼でしか分からない不思議な魅力、一体なんなんだろう。
さらなる喜びを求めて、自然研究路を進んでみる。途中が崩れたようで、男体山の頂上を迂回するルートになっていた。
岩を四つん這いで登る場所などあり、なんか話が違う感じに。
風が強く、木々の音がちょっと怖い雰囲気。人がいないし標識が急に減ったため、道が合っているかもよくわからない。
長々とゆるい下りが続くので「これはもしや道を間違えて、下山してしまっているのでは?」 と思いつつ進むと、見覚えのある名所が。
「大石重ね」って、マップに書いてあったような?
散策路って言っても、公園とかとは違うよね。山なめてた。
道があっていると分かったら、俄然元気になる。
火山岩のキラキラを探したり、鳥の声真似をしたり、ひたすら楽しい。
フカフカの枯れ葉やぬかるみなど、足の裏で感じつつ、アップダウンのある道でしっかり登山気分を満喫できた。
無事元の広場に戻ると、ケーブルカーに行列ができている。
不安になって公式サイトを見たら、帰り使おうと思っていたロープウェイのほうが、強風で運転中止となった様子。
どこにも掲示してなかったので、サイトを見て良かった。。
帰りもまたケーブルカー&シャトルバスに乗って、下界に戻った。
つくばの学術施設は軒並みコロナ休館で、観光できる雰囲気ではない。
プールのあるホテルを取ったので、夜は念願のスイミング。
公営プールもコロナ休館なので、ずっとプールを欲していた子どもは気持ちよさそうに泳いでいた。
翌日はさっと朝食を取ってチェックアウトまでプールに入り、塾に間に合うようにとっとと退散。
せっかく遠くまで来たんだから、もうちょっと山を堪能したかった。。
でも私の膝は、連日も山に行ったら崖下にころげ落ちるレベルで痛いw
ひたすら続く段差が一番つらかった。ほぼ健側で何とかしてた感じで、健側はお尻から脚全体が筋肉痛なのに、患側は筋肉痛はゼロ。
グラグラしてしまうのは、患側に使う筋肉がないからだろうな。
寝る前にロコアテープを貼って、事なきを得る。
術後はロコアテープの消費が遅かったけど、気づけばラスト一袋!
できれば湿布の世話にならないのが理想なんだけど。。
子どものほうは大したダメージもなく、「全然疲れてない!」と元気に塾に行った。
今回は子どもにさせてあげたかった体験がたくさん出来たので、思い切って行って良かった。
子どもが親とお出かけしたがるのなんて、あと少し。
楽しい体験のお供をするためにも、筋力トレーニングを地道に続けなきゃな。