はと X脚 変形性膝関節症 骨切り記録

10才で左膝外側円板状半月板摘出、40代で同膝の末期の変形性膝関節症。生まれつきのX脚で外反が増悪。45才で遠位大腿骨骨切り術を受けたので、その記録。

順天堂膝外来 初診

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2019/2/23(土) 近所の整形外科でレントゲン。紹介状を書いていただいた。

治療の可能性としては、骨切り術もあるとのこと。
骨切り術はぐぐって知っていたが、自分のような損傷が進んだx脚の変形性膝関節症では適応外と思っていたので、少しテンションが上がる。

紹介状の封筒を透かして見る。
病名に左膝末期変形性膝関節症と書いてある。40代で末期とか泣ける。
しかし膝以外は健康なので、当日を元気に待つ。


2019/3/15(金) 順天堂初診。

紹介していただいたのは、順天堂の整形外科、膝関節診。

 

・順天堂 膝関節診
https://www.juntendo.ac.jp/hospital/clinic/seikei/about/staff/staff11.html

近所にも大病院がいくつかあったが、こちらには膝を専門にした先生が数名おり、手術も安心とのこと。

入院を考えると距離があり迷ったが、より良い治療を受けたいでお勧めされた通りにする。
諦めていた膝生活に突然の光明で、何だかキツネにつままれた気持ち。
この日までネットでググりまくり、家族に「また骨のページ見てる」と気持ち悪がられた。

紹介状とレントゲンのCDを持って手続き。問診票に聞きたいことを箇条書きで書く。

高揚感と不安の中、待ちに待った診察。
順天堂のページで見た偉い先生と対面してテンションアップ・・・!
レントゲンを見ながら問診と触診。
結果は「かなり角度が進行している。骨切りと人工関節の二回手術をするなら、人工関節二回のほうが楽かと思う」とのこと。
「やっぱり骨切り無理か~」という淡い期待が消えた思いと「人工関節ノーマークだった・・・!今すぐやるの?!」という驚きの気持ち。
先生はとても丁寧で、問診票に書いた質問も全て拾ってくれ、説明が分かりやすかった。

・少し前は、リウマチで40代でも人工関節にする人が結構いた。最近はリウマチの治療が進んで、数は減ってる。今は40代で人工関節はあまりいない。
・人工関節の質が向上して、耐久年数は20年ほどになっている。1度交換は問題ない。2回目は難しい。
・60歳まで我慢した場合、膝がさらに曲がり(膝の機能が低下して)人工関節にしても歩けない可能性がある。膝が機能するための環境を整えたほうが後のために良い。

45分くらいの診察となり、私なんかにこんなに丁寧に説明してくれてることに途中で申し訳なくなって、結論を保留にして次回の予約もせず、早めに切り上げてしまった。

お会計の時に診察の話を反芻していて、一番最後の説明が、頭に残った。60歳まで我慢するつもりだったが、それが実は逆に良くないというのは、青天の霹靂だった。「歩く機能が低下してから関節だけ取り換えても歩けない」というのは、非常に納得できる話だ。
既にまともに歩けていない状態で、膝に合わせて生活を縮小することを受け入れいていたが、変えられるかもしれない。
人工関節でも、ちゃんと働いて生活できる期間がこの先できるなら、人工関節でいいかなと思えた。

家族は入院を渋ると思ったが、相談したところ「ずっと痛そうだし、いいんじゃない」、と快諾してくれたので、帰宅後急いで予約を取り直す。

人工関節について調べつつ、手術する時期を何となく考えたりしはじめた。